紐か漆喰か | 建築随想「仙芳丸航海日誌」
ヤマグチ建築デザイン
紐か漆喰か
紐に決めました。



単なる板では寂しいのではないか、という若気の至りで新築時に床板に大きく目地を取っておいたのですが、きょう、その目地に紐を埋め込みました。6年半も迷うというのは、ありえない期間ですが、単なる板では寂しいのではないか、というのが若気の至りだったのだということを認めるのに6年半もかかったというのが、実際だと思います。当時3歳だった長男は小学生となり、冬休み最後の日に、父のケジメの儀式に付き合わせた形になります。

自分の家を設計する際には、人様の家ではできないことや、やってみたいけれど、自信がないことなどを試したくなるものです。いろいろやりすぎた感がある私の事務所兼住宅ですが、これで、一つの区切りがついて、またすっきりと目の前の仕事に取り組めるようになります。設計時は確か31歳でしたから、随分と時間が経ったものです。今年で40歳になります。

やりすぎといえば、本業の建築設計以外にも、幾つもの有給無給の業務やら趣味やらを抱えていますが、これらの業務をこれまた6年半ほどかけて、自分の体に馴染ませていくのかもしれない、という漠然とした不安が、「紐入れ儀式」を遂行していく中で、モヤモヤと浮かんできましたが、長男のテキパキとした作業風景がそれを中和してくれるのをみて、少し安堵しました。

2015年の初めにあたり、住まいを完成させる聖なる儀式を終えて、新しい一年の業務を始めました。



左官を祖父に持つ身としては、隙間に漆喰を塗りたいところですが、漆喰作戦はまた別の機会に譲ることとします。やりすぎは禁物です。
いつも拙いブログをご覧下さりありがとうございます。今年も良い住まいを、豊かな住まいを作ることに、精進していきます。

| 01:56 | comments(0) | - |

Comment












New Entries
Recent Comments
Archives
Category
Link
Search this site.
qrcode



NEWS&BLOG・建築随想
UP