建築事例紹介 | 建築随想「仙芳丸航海日誌」
ヤマグチ建築デザイン
パントーン・フューチャー・スクール

倉敷の中島にほど近い美容室を改造した福祉施設「放課後等デイサービス」が、今回の事例紹介です。

 

平成初期に作られた美容室を改造して、主に放課後に利用されるもので、施設利用者は、小学生から高校生が対象で、スタッフは数人という設定でした。内部は、厚労省の掲げる施設基準を満たすために、若干の内装工事を施しただけで、外部は、大きな窓を取り付けて、部屋の中が広く見えるような、構造に改めました。

 

(植栽は「ウズデザイン」によります)

 

学校という現場では、それぞれの子供が持つ興味やリズムは、あまり反映されず、集団での活動を強要されるため、どうしても、「遅れ」や「逸脱」が生じて、子供たちや保護者が傷つき、学校を休みがちになったりします。楽しくないところには、行きたくない、というのは、ごく自然な感覚だと思います。しかしながら、学校制度から見ると児童・生徒の成長に「遅れがある」とされたり、そうでなくても、親御さんたちが不安に覚えるような状況が多いため、通常の「学童保育」ではなく、今回の施設のような建物が、全国各地に増えているようです。

 

(遠くから臨む)

 

社会福祉施設は、その内部を見せないような作りが多いと思いますが、今回の施設は、依頼者と相談の上、中が良く見えるような作りとしました。まるで、新しい美容室か、アパレルショップかというような外観ですが、こういったスタイルにすることで、施設利用者にとっても、誇りに思える場所になるのではないか、というコンセプトです。多くの子供たちにとって新たなステップとなるような、そんな場所になっていただきたいと願っています。

 

(改修前)

 

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| 21:13 | comments(0) | - |




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