お知らせ | 建築随想「仙芳丸航海日誌」
ヤマグチ建築デザイン
仕事紹介(My Works)に、5物件を追加しました

近年の事例として5つの物件を追加しました。

http://www.yamaguchiarc.com/work

 

「鷲羽山弘泉寺」は、文化庁に対して「登録有形文化財」としての登録手続きを行いました。

「下の町の家」は、地元児島での新築住宅です。

「パントーン」は、倉敷市中島にある児童福祉施設で、美容院からの改修工事です。

「旧松島分校」は、倉敷市下津井沖にある松島の廃校小中学校校舎の改修工事です。

「岡山の都市住宅」は、岡山市北区の住宅地での新築住宅(借家併設)です。

 

当事務所は、今春に独立して満10年を迎えます。地域の皆様のお役に立てるよう、なお一層励む所存です。今年もよろしくお願い申し上げます。

| 20:31 | comments(0) | - |

生きたいように生きる

設計事務所を始めて以来、以前にも増して、なりたい自分になる。したいことをする。そんな人とたくさん会ってきました。

特に、最近は、本業がありながら、別の隙間時間で、やりたいことに打ち込んだり、仕事のスキルを活かして社会活動に勤しんでいる人に出会います。縛られない生き方、とも言えるでしょうか。日々の忙しさの中で、小さな楔を打ち込みながら、前に進んでいる様を拝見すると、美しいな、素敵だなと尊敬します。

 

僕自身も、たくさんのお仕事をいただき、幸いにもドライブや映画鑑賞を楽しむ時間もないくらいの日々を送っています。実は、建築をやってみたかったんです。という人がいたら、連絡ください。また、児島で社会活動も行なっていますので、そちらの方でも人材を求めています。限られた時間でも大丈夫です。ご自身の自由になる時間で共に働ける仲間を求めています。専門的な勉強をしていなくても大丈夫です。むしろ、要りません。

 

自分の人生は、自分で舵をとるのだ、という穏やかな決意を持った人と出会えたら素敵だと思います。ゆるい求人です。

 

 

大正期の「仙芳丸」の木製の舵です。下津井の家に眠っていました。
| 01:00 | comments(0) | - |

「仕事紹介」ページの更新

本日、「仕事紹介」ページの更新を行いました。

 

3件の事例を追加し、既存事例も写真点数を増やしました。

・鴨方の家

・農家の再生

・山下産業グループショウルーム

 

360度パノラマ室内体験」も追加しています。

まるで、室内にいるかのような疑似体験ができます。

 

また、プロフィールページも小変更を加えています。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

| 19:37 | comments(0) | - |

鴨方の家
「これは楽園になりますよ。」
写真を見せられてすぐに、返信した。児島の先輩からの引越し相談への返信だった。
あの場所に行って、完成後を想像すると、きっとそう思う。そんな敷地だった。単なる相談かと思っていたら、のちには、仕事として依頼したいと言ってくださり、驚きつつも依頼に感謝しつつ、事に当たった。今年の夏はそんな日々で、今回完成に至った。
広い、とにかく広い。学生なら雑魚寝で30人くらい収容できそうな住まいだし、実際、「田舎で稲刈り体験」などと同様の感覚で、大阪から人を集めて、数万円を払ってくれて、農作業をしてくれそうな、そんな風景が周りには広がっている。しかも、敷地内の竹やぶや雑木をこのクライアントが撤去してしまったので、本当に「楽園」となり、近隣住民の方は、引っ越してきたこの家族の本気度にびっくりし、歓迎したと思う。実際、多くの村人が「新しい村人」の家に訪ねてきている。

土間の家である。しかも、今までで最大の土間の家となった。通常の「田の字型」民家の構成では、玄関からまっすぐに土間が続くが、今回は、土間での食卓スペースを確保するため、板の間にするような場所までも、土間にして、写真のように食卓を置かせてもらっている。
昔の人から受け継ぐ民家のセオリーがすべて詰まった住宅で、真夏でもクーラーがいらない涼しさを提供してくれていた。丘の上という立地も効いている。冬は薪ストーブを焚くことで、家全体を暖めるが、おきまりの「土間の効用」によって、熱を蓄熱してくれるので、問題ない。気になるのは、二棟をつなげているため、広すぎるくらいか。



住宅というのは、高度ではない技術を積み重ねることによって、その重複によって、自然の厳しさの中で耐えていくような作りになっている。車のボディのように、一枚だけで耐えています、という状況ではない。だから、天井を撤去したり、雨戸を外したりすると、隙間風が気になったり、台風の時には、木の建具から雨漏りをしてしまうという状況を作り出してしまう。
安藤忠雄先生の「住吉の長屋」が完成した当時には、設計者よりもそこに住む人を賞賛したい、という弁があちこちで聞かれたそうだが、あれは、不自然なコンクリート住宅だから、そういう発想になるのであって、科学とか工業・産業などの言葉すらなかった時代から、人々のためにあるものが「住まい」であって、無名の日本人が室町時代から営々と続けてきた「実地テスト」に合格して残ったものが、「古民家」なのだから、家に住むことを、「賞賛したい」とか、住む人の方が偉い、とか、そんな文句が飛び交う言語空間の方が、私に言わせれば気持ち悪く、おかしい感覚のように感じる。実際、ここに住む家族は普通に暮らしているし、自分が偉いとかそんなことはちっとも思っていない。冬になれば、暖かい二階で寝て、夏になれば、涼しい一階で寝る。それだけのことだ。

鴨方の家、完成しました。

| 03:35 | comments(0) | - |

紐か漆喰か
紐に決めました。



単なる板では寂しいのではないか、という若気の至りで新築時に床板に大きく目地を取っておいたのですが、きょう、その目地に紐を埋め込みました。6年半も迷うというのは、ありえない期間ですが、単なる板では寂しいのではないか、というのが若気の至りだったのだということを認めるのに6年半もかかったというのが、実際だと思います。当時3歳だった長男は小学生となり、冬休み最後の日に、父のケジメの儀式に付き合わせた形になります。

自分の家を設計する際には、人様の家ではできないことや、やってみたいけれど、自信がないことなどを試したくなるものです。いろいろやりすぎた感がある私の事務所兼住宅ですが、これで、一つの区切りがついて、またすっきりと目の前の仕事に取り組めるようになります。設計時は確か31歳でしたから、随分と時間が経ったものです。今年で40歳になります。

やりすぎといえば、本業の建築設計以外にも、幾つもの有給無給の業務やら趣味やらを抱えていますが、これらの業務をこれまた6年半ほどかけて、自分の体に馴染ませていくのかもしれない、という漠然とした不安が、「紐入れ儀式」を遂行していく中で、モヤモヤと浮かんできましたが、長男のテキパキとした作業風景がそれを中和してくれるのをみて、少し安堵しました。

2015年の初めにあたり、住まいを完成させる聖なる儀式を終えて、新しい一年の業務を始めました。



左官を祖父に持つ身としては、隙間に漆喰を塗りたいところですが、漆喰作戦はまた別の機会に譲ることとします。やりすぎは禁物です。
いつも拙いブログをご覧下さりありがとうございます。今年も良い住まいを、豊かな住まいを作ることに、精進していきます。

| 01:56 | comments(0) | - |




New Entries
Recent Comments
Archives
Category
Link
Search this site.
qrcode



NEWS&BLOG・建築随想
UP